インバウンド向けメディアを担当されている企業様でよく聞くのが、「コロナ禍で海外旅行の未来が見えないから、予算を削減したい」という話。
例えばSNS運用を外部業者に委託されていた企業様が、SNSをすべて閉じてしまったり。
ブログなど更新型のホームページの運用をストップしたり。
そもそも、このコロナ禍において日本に関する情報を海外の方は見てくれるのでしょうか?
実際に海外向けに投稿したFacebookの内容を元に、「どういう記事に反応があるのか・ないのか」をご紹介いたします。
ぜひ、海外向けの情報発信を担当されている方に、1つのアイデアとして使ってもらえれば幸いです。
反応があった投稿① 有名観光地・季節の観光地
「えっ、コロナ禍で観光地の投稿ってOKなの?」と思われるかもしれませんが、投稿してみると意外とシェアやコメント、いいねなどのエンゲージメントが高かったです。
こちら、台湾向けFBの投稿。大阪城についての紹介をしたもの
前回の記事でも少し紹介しましたが、滋賀の「紅葉」に関する投稿
台湾は関西空港が近いため、関西エリアの観光地に行ったことがある人が多いのでしょう。
「行ったことがあるよ、また行きたい」「きれいだった」という方のコメントが非常に多かったです。
行ったことがある場所を見せることで、「楽しかった」「また行きたい」の気持ちを引き出せるのだと思います。
過去の写真を再度投稿するのも良いかもですね!
ファンの気持ちを繋いでおくためのネタとしておすすめです。
反応があった投稿② アニメ・漫画ネタ
英語版のFacebookで食べ物の「おでん」の話をしたところ、ONE PIECEのキャラクターの話で盛り上がり、ついにFacebookのシェアが300件を超えました。
日本のことが好きな人の多くは、やはり日本のアニメ・漫画にとっても敏感。
かつインターネットの書き込みに慣れているのでしょう。とってもフランクにコメントをしていただけます。
反応のなかった投稿① テーマを絞り切れていない記事
1つの投稿の中に「観光地」「おみやげ」「名産」を詰め込んだ投稿は、あまりクリック率やエンゲージメント率(いいねやコメント、シェア等)が良くありませんでした。
日本になかなか観光に来られない今はどちらかというと、「実際に行くこと」を想定させるモデルコースのような投稿は厳しいのかもしれませんね。
反応のなかった投稿② 1枚しかない写真・文章が短すぎる投稿
こちらは英語向けFacebookであった事例なのですが、写真1枚だけでテキストを短くしたところ、まったくもって反応がありませんでした…
一概に文章の短い投稿が×というわけではないと思いますが、英語向けユーザーは特に日本に行ったことが少ない方も多く、ある程度の説明文は必要なのかもしれません。
海外向けメディアを運用していて感じることは、「国によって」もそうですが、「時期によって」も好まれる記事・見られない記事が変わること。
また、この時期に様々な情報を投稿することで「海外ユーザーの動向」がつかめたり、「旅マエの行動」に関する統計がとれるメリットがあります。
海外向けの事業は中々厳しい日々が続きますが、過去の投稿を再利用したり、できる限り外国人の方の気を引きそうなネタにしぼって投稿したりと様々な工夫をして、予算を削減するのもありかもしれません。
こんな時期だからこそ、ぜひ日本の情報をたくさん発信して一緒に「日本熱」を盛り上げましょう!
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現地の方に伝わりやすい言葉で情報発信させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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