こだわりタイムズを運営している株式会社高速オフセットでは、奈良酒を取り扱う有限会社もも太朗様とともに、シンガポールにて「NARASAKE」のプロモーションを行いました。
その様子をレポートいたします!
シンガポールプロモーション概要
サンプリング
11/25~12/4の10日間 @HISシンガポールリテールショップ
アンケートに回答いただいた方に、奈良酒のサンプル(小瓶)をプレゼントします。
レストランマーケティング
11/25~11/27の3日間 @SABAR(サバー)
来店されるお客様に奈良の日本酒を紹介し、日本食と共にマリアージュを楽しんでいただきました。
今回のプロモーションは、「デジタルツール等を活用した海外需要拡大事業費補助金」を活用し、補助金支援パートナーである株式会社エイチ・アイ・エス様の支援を受け、実施しました。
いざシンガポールへ出発
今回は関西空港からシンガポールに向かいました。
こちらは関西空港の出発前の様子。
空港にもだいぶ人が戻ってきています。2025年の大阪・関西万博も、期待が持てますね。
シンガポール航空で約6時間のフライト、快晴でとても心地よい時間でした。
さっそくシンガポールのチャンギ空港へ到着!
時差はおよそ1時間。気温は29度ほどで、少し湿度が高いようにも感じます。
ほとんどの人が半袖を着ていました。
初日はホテルにて宿泊し、いよいよ翌日からプロモーションです!
ショッピングセンター「100AM」にて試飲&アンケートを実施
まずはプロモーション会場となるショッピングセンターを視察しました。
100AMに到着。
シンガポールを代表する金融エリアに隣接しているショッピングセンターです。
ドン・キホーテやモスバーガー、OWNDAYSなどが出店しています!
今回は、この100AMの中にある「HISリテールショップ」にてプロモーションを実施しました。
HISリテールショップは、日系企業の店舗が集まるフロアにあります。
例えばフロアの「DONKI」というお店では、日本産の食べ物が多く並び、価格はだいたい日本の2倍くらい。
現地食品よりもやや高いですが、「日本食はおいしいし安心」という点から人気は高いとのこと。
さっそく、店頭にてNARASAKEプロモーション活動を実施します。
今回のサンプリングマーケティングでは、「お客様のリアルな声を聞き、お酒に関する現地の人の需要を知る」ということが目的です。
180mlサイズのサンプルを配布するとともに、アンケート記入を依頼しました。
リテールショップはエスカレーターを登ってすぐの場所にあるため、登ってきたお客さんに声掛けをし、NARASAKEの周知及びアンケート依頼のお声がけをしました。
用意していたサンプルは100本ですが、想像以上の人気に。
あっという間にすべて無くなってしまいました。
休みなくお客様に来ていただける状態で、20代~60代まで様々な年代の方の統計を取ることができました。
特に印象的だったのは、店頭動画やNARASAKEの説明を熱心に聞いていただけた点。
現地の方は純米酒と大吟醸の違いや焼酎と日本酒の違いなどは分からないけれど「大吟醸」という言葉自体は知っている様子。
店頭には、奈良のお酒を取り扱う有限会社「もも太朗」を運営する杉本氏が立ち、
・NARASAKEの成り立ち
・NARASAKEは生酒でも品質が良く、常温で長期保存ができること
などを説明しました。
杉本氏は「NARASAKE MEISTER」と呼ばれることも。
中には20分以上足を止めて聞いてくれる方もいて、シンガポールの方たちは日本酒に対して興味があることがわかりました。
奈良のお酒は年間の生産量に限界があるので、1本1本を丁寧に売る手法の方が最適だと感じました。
レストランプロモーションでのマリアージュイベントを視察
続いて、日本食レストランでのプロモーションの様子も見学に行きました。
鯖料理を提供する「SABAR」。日本でも有名なお店です。
こちらで、30食限定でNARASAKE×日本食のマリアージュイベントを実施し、味の組み合わせについてアンケート調査を行いました。
アンケートは現在集計中なので、またどのような感想があったかなどは改めてこだわりタイムズにて掲載いたします!
「モノを売る現場を見る」ことの大切さ
限られた時間ではありましたが、海外に商品を卸すとどのように商品が並ぶのか。また、現地のお客様がどのような表情で、どのような気持ちで商品に興味を持っていただけるのかを知ることができました。
アンケート調査の実施を通じて、「NARASAKE」という現地の方にとっては馴染みのない商品でも、非常に興味をもって聞いていただくことができました。
そして、何よりも実感したのが、「日本のモノはまだまだ興味を持ってもらえる」のだということ。
100AMの日系店舗フロアでは、たくさんの海外ユーザーが日本の商品を手に取り、購入していました。
海外の日常の中で「日本製を選択する」シーンがある――made in JAPANは、まだまだ発展することができるのだと思います。
引き続き、日本企業の海外進出をサポートしていきたいと思います。